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【初心者の壁】Fコードの簡単な押さえ方『セーハ・バレーのコツ』

2020年9月13日

【初心者の壁】Fコードを簡単に押さえるコツ

多くのギター初心者が挫折するコード、F。

 

ギターって難しいよね。。

左手が大変だよね。

と、ギターを買ってはみたものの、すぐに挫折してしまった方のほとんどが、このFコードが鳴らせなかったからではないでしょうか?

 

Fコードが押さえられないのには理由、原因があります

 

今日は、初心者の方でも挫折しない、Fコードを簡単に押さえるコツをお伝えします。

 

 

 

Fコードの簡単な押さえ方

まずはFコードの押さえ方を確認しましょう。

Fコード

(1 = 人差し指 / 2 = 中指 / 3 = 薬指 / 4 = 小指)

 

人差し指で、1弦から6弦の1フレットをベタっと全て押さえます。

このように複数の弦を、1本の指でまとめて押さえる事をセーハ、またはバレーと呼びます。

これがまた、なかなか大変なんですよね。。

 

Fコードが綺麗に鳴らせない理由、原因は2つあります。

  • ギターを始めたばかりで、左手がギターに慣れていない
  • 弦のテンションがきつい

 

そして、Fコードを綺麗に鳴らす為のポイントは、2つあります。

  • 綺麗なフォームでセーハ・バレーをする
  • 中指、薬指、小指を立てる

順番に解説していきます。

 

ギターを始めたばかりで、左手がギターに慣れていない

ギターを実際に構えてみると分かると思いますが、普段の私生活の中で、こんな角度で力を入れる事ってないですよね?

ギターを始めたばかりだと、左手の手首がこの角度に慣れていない為、本来の力を使う事が出来ません。

その場合、まずはセーハ・バレーのないオープンコード(CやD、EmやGなど)だけで出来る曲を練習しましょう。

 

以下の記事でオープンコードだけで出来る曲を紹介しています。

【コードとストローク】ギター初心者の練習法【前回の続き】

 

1、2ヶ月経って、左手がギターに慣れてきたな〜と思ったらFに挑戦しましょう!

くれぐれも気合で何とかしようとしないで下さい。手を痛めちゃいますよ!

 

弦のテンションがきつい

この後に説明するポイント(コツ)を押さえているのに、全然音が鳴らない。

それは、もしかしたらギターのせいかもしれません。

 

弦のテンションがきついと、長年ギターを弾いている慣れた人でもセーハ・バレーコードを押さえるのは大変です。

テンションがきつくなってしまう原因は主に二つあります。

 

原因1. ネックが反っている。またはナット、サドルが高い。

原因2. 張っている弦のゲージが太い。

 

原因1.の場合は、お店に持って行ってリペアしてもらいましょう。

店員さんに『弦高を下げて下さい。』と言ってお願いすればOKです!

 

ネックの調整だけなら自分でも出来るのですが、慣れていない方の場合、調整するトラスロッドという部品を破損してしまう恐れもありますので、十分に気を付けて行って下さい。

 

ちなみにトラスロッドとはこれ。

アコギのトラスロッド

もしくはこれの事です。

ヘッド側のトラスロッド

・順反り…ネックが弦に引っ張られて反った状態。(弦高が高くなる。)

・逆反り…ネックが弦のテンションに逆らって、逆側に反った状態。(弦高が低くなる。)

ネックの順反り、逆反り

六角レンチなどを回して、ネックが真っ直ぐになるよう調整します。

順反りなら右回し、逆反りなら左回しです。

 

原因2.の場合は、細い弦を張りましょう。

 

アコギの場合は、エクストラライトゲージ。

エレキの場合は、09〜42のゲージの弦を張れば、大分テンションが緩くなると思います。

 

おすすめの弦を1点ずつリンクしておきますね。

まずはアコギから。

【エクストラライトゲージ / BRONZE(ブロンズ)】

 

続いてエレキ。

【ERNIE BALL / SUPER SLiNKY】

 

綺麗なフォームでセーハ・バレーをするコツ

ここからは出来ない原因ではなく、コツです。

 

Fコードを簡単に綺麗に鳴らすには、正しいフォームでセーハ・バレーをする事が一番重要です。

 

まず真っ直ぐピーンと、人差し指を伸ばして下さい。

次に、人差し指の腹ではなく、親指側の側面で1フレットのなるべく近くを押さえて下さい。

1フレットの上に乗っかるのはダメです。フレットに乗っからない程度になるべく近くです。

セーハ・バレーのフォーム

左手親指は、クラシックスタイルで握って下さい。

クラシックスタイルの握りはこちらの記事で説明しています。

【コードとストローク】ギター初心者の練習法【前回の続き】

 

どうです?少し鳴ってきたのではないでしょうか?

 

中指、薬指、小指を立てる

もう一個のコツは、中指、薬指、小指を立てる事です。

具体的には、第一関節、第二関節をそれぞれ曲げて、指でアーチを作って下さい。

Fコードのフォーム

これが出来ていないと、それぞれの指の腹が一個下の弦に触れてしまい、ミュートしてしまうのです。

これでは、折角セーハ・バレーが上手く出来ていても、4弦、3弦、2弦が鳴ってくれません。

 

人差し指はピーンと真っ直ぐ。

中指、薬指、小指はアーチを作る。

 

更に、薬指と小指を斜めに重ね合わせるように出来ればパーフェクトです!

Fコードのフォーム2

そうした方が、コードチェンジが早く出来るし、力も入りやすいんですね。要は『楽に押さえられる』という事です。

 

いかがでしたか?

少し鳴るようになったのではないでしょうか?

 

毎日練習していれば、大体1〜3ヶ月程度でFコードが綺麗に鳴るようになると思います。

1ヶ月で出来たらスゴイです!

 

このFコードが押さえられれば、実質36個のコードが押さえられる事と同じになります。

 

えっ!?36個??

って思いますよね。

更にもう一個、Bコードを覚えれば、48個のコードを覚えた事になります。

ここまでくると、大抵の曲は弾けるようになります。

 

次回は、Bコードの押さえ方と、48個のコードの使い分け方を覚えたいと思います。

Bコードの押さえ方を覚えて【48個のコード】を使いこなす方法

 

では、良いギターライフを!

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