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本当におすすめのカポタストは2つだけ【使い方も解説】

2020年3月22日

本当におすすめのカポタストは2つだけ【使い方も解説】

皆さんカポタストは使っていますか?

 

カポタスト(通称カポ)とは、簡単に「曲のキー」を変えることが出来る超便利グッズです。

特に歌ものの場合は、必須と言っても過言ではありません。

 

カラオケだとリモコンの「#や♭」で歌の高さを上げたり、下げたりする事が出来ますよね。

あれがカポで簡単に出来ちゃいます。

 

 

 

曲のキーって何?

曲のキーって何?

そもそもキーとは?

日本語で言うと調。

音楽の授業で昔やったハ長調とかの調です。

 

・長調は明るい曲調。(英語だとメジャーキー。)

・短調は暗い曲調。(英語だとマイナーキー。)

 

ハはミ(英語だとE)の事です。

 

英語 = CDEFGAB

イタリア語 = ドレミファソラシ

日本語 = ハニホヘトイロ

 

ドレミファソラシドって日本語じゃない事を知ってましたか?

 

日本語だと、いろは坂みたいですね。

 

ちなみにギターで使うのは英語音名です!

【CDEFGAB】

 

G(ソ)より一つ高い音は、Hではありません!

A(ラ)ですのでご注意下さい。

 

テストに出ますよ!

 

カポタストの使い方

カポの使い方はいたって簡単。

フレットに挟んで使います。

 

これだけです。

例えば1フレットに挟むと、カラオケで#を1回押した状態です。

 

3フレットに挟むと、カラオケで#を3回押した状態です。

 

カポを挟んだフレットが「開放弦 = 0フレット」になります。

 

例えば、Cコードを2フレットにカポをして弾きます。(2カポと言います。)

2カポ

すると、押さえ方はCですが、実際に出てくる音はDになります。

1カポだとC#です。

 

カポを付ける位置ですが、カポの挟み込む力の強さによります。

 

結論から言うと、ピッチが安定して、開放弦が全て鳴る場所ならどこでも良いです。

フレットに近すぎて邪魔にならない所が良いですね。

 

・遠すぎると、鳴らない開放弦が出てきてしまうかも知れません。

・あまりフレットに近すぎると、ローポジションが弾きにくくなります。

 

ポイントとしては、フレットに対して平行になるように付けましょう。

 

低くする時はどうするの?

低くする場合は、少し使い方が難しいです。

 

キーを沢山下げたい場合

歌がものすごく高くて沢山下げたい場合は、5〜7カポあたりで試してみて下さい。

歌のメロディーラインを1オクターブ下げて、カポでキー(高さ)を上げ調整する事で、ちょうど良い高さになる事が多いと思います。

 

キーを少しだけ下げたい場合

少しだけ下げたい場合は、コード自体を変えましょう。

例えば一つ下げたい場合、CはBに、EはE♭になります。

二つ下げたい場合、CはB♭に、EはDになります。

 

#と♭は、ややこしいですよね。。

 

変更したコードが、#や♭が多いと、バレーコードが多くて弾くのが辛い事があります。

そういった場合は、カポの出番です。

 

例えばこんなコード進行だった場合。

‖ D♭ | B♭ | Cm |A♭ B♭ |

1カポをするとこうなります。

‖ D | A | Bm |G A |

実際に弾いてみると、全然違いますよね。

 

1カポをしていないと、ただの修行みたいになってしまいます。

 

カポタストをした時のコードですが、1カポなら半音、2カポだと全音上のコードの押さえ方に変わります。

半音 = 1フレット分 = #1回分

全音 = 2フレット分 = #2回分

 

シャープとフラットがよく分からない方は、こちらの記事をご覧になって下さい。

シャープ#とフラット♭【ギターコードのトランスポーズのやり方】

 

おすすめのカポタスト【エレキ・アコギ・クラギ用】

おすすめのカポタスト【エレキ・アコギ・クラギ用】

僕はカポが好きなので、今まで色々なカポタストを買って試してきました。

 

その経験から、おすすめは二つに絞りました。

 

安いもの〜高いもの、色々ありますが一番重視したいのが、弦を押さえる部分の挟み込む力を、ネジなどで調整できるかです。

 

1カポと5カポで、必要な挟み込む力は変わります。

必要以上に弦を強く押さえると、音はシャープするって知っていましたか?(少し高くなるという事。)

 

弦がフレットに乗っかった状態で、ある程度の力で押さえれば音は鳴ります。

そこから更に強く押さえると、弦が少し引っ張られた状態になるので、音が高くなってしまうんですね。

弦の押さえ方

弦の太さを変えた時も、必要な挟み込む力は変わります。

 

カイザーなどの調整出来ないタイプのカポは、総じて挟む力が強いです。

その為、カポをすると音がシャープしてしまいます。

お持ちの方は試しに1カポをして、チューナーで確認してみて下さい。

 

6弦から順にF・B♭・E♭・G#・C・Fになります。

 

少しシャープしている弦はありませんか?

 

カポをしていても、チューニングは可能ですので、シャープしている場合は、ペグを回して調整しましょう。

 

シャープしてしまう強いカポの場合、開放弦が全て鳴る範囲で、フレットから遠い場所にカポをすると良いですよ。シャープしにくいです。

 

ネジなどで調整出来るタイプのカポの場合、カポをするギターやフレット毎に挟む力を調整できるので、音がシャープしにくく、チューニングの頻度も減ります。

ネットで買えばそんなに高くないので、できれば調整可能のカポを買いましょう。

 

ネジを調整するポイント

弦が鳴る必要最低限の強さになるよう、調整しましょう。

これ以上ネジを弱めたら、音がでない弦がある。という所から、1,2回まわす程度が良いですよ。

 

また、カポによってはエレキ用、アコギ用、クラシックギター用に分かれているものもありますので、ご注意下さい。

 

PLANET WAVES / NS Tri-Action Capo Black(PW-CP-09 Black)

エレキ / アコギ用

 

PLANET WAVES ( プラネットウェイブス )というメーカーのカポです。

僕がメインで一番使っているカポです。

 

これが一番おすすめです。

 

理由は四つ。

・挟み込む力の調整機能付。

・エレキでもアコギでも使える。

・サウンドハウスで買うと安い。

・挟む時に持つレバーの部分が裏にくるから、お客さん側から見た時にスッキリしていて見た目が良い。

 

僕の生徒さんも、ほぼ全員これを使っています。

 

クラシックギターの場合は、こちらのカポです。

クラシックギター用

 

※クラシックギター用の場合、レバーの部分が表(お客さん側)にきてしまいます。

 

SHUBB / C1

エレキ / アコギ用

 

SHUBBは、シャブと読みます。。

ちょっと恐ろしいですが、これもまた、めちゃくちゃおすすめのカポです。

 

NS Tri-Action Capoとの一番の違いは、挟む為のレバーがないので、スッキリしているという事です。

見た目もいいですし、何より1フレット付近を押さえやすいです。

SHUBB以外のカポを使ってみると分かるのですが、Dm7など1フレット付近を押さえる時に、レバーが邪魔をしてくる事があります。

 

それでも弾けるのですが、SHUBBであれば、そういった悩みからは解放されます。

 

その代わり、カポを使用しない時に、ヘッドに挟んでおく事が出来ない。

また、その為失くしやすい。

 

というデメリットもあります。

 

ライブや普段の練習時には、NS Tri-Action Capoの方が使いやすいです。

 

しかし、弾きやすさはSHUBBが一番ですので、これも持っておいて損はないですよ。

特にソロギターや、細かな演奏が多い方にはおすすめです。

 

僕の場合、ライブや、普段はNS Tri-Action Capo、レコーディング時はSHUBBを使っています。

 

クラシックギターの場合は、こちらのカポになります。

クラシックギター用

 

エレキギターの場合、そもそもあまりコードを弾かないジャンル、曲もあります。

その為、アコギと比べるとカポの出番はかなり減ります。

 

しかし、カポありきのフレーズなどもありますので、一つ持っておいても良いでしょう。

 

例えば、Coldplayの楽曲「Adventure of a Lifetime」で印象的なイントロのフレーズは、12カポで演奏されています。

 

アコギは言わずもがなカポは必須です。

クラギの場合は、ポップスもやるならって感じですね。

 

カポタストは非常に便利ですし、キーの概念の勉強にもなります。

 

今日はこの辺で!

良いカポライフを。

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