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アコギのストラップの付け方【ピンの取付方法】

2020年4月5日

アコギのストラップの付け方【ピンの取付方法】

アコギを立って弾きたいけど、ストラップってどう付けるの?

アコギにストラップを付ける方法は、2つあります。

 

(1)一つは無加工で出来る方法。

(2)もう一つは、ストラップピンをネックのヒール部分に打って付ける方法です。

 

 

アコギのストラップの付け方

(1)無加工でストラップを付ける方法の場合、エンドピンとネックの首の部分(ナットの真上ぐらいです)に付けます。

ネックの首の部分には、紐などで結いて付けます。

無加工でストラップを付ける方法

-メリット-

加工がいらない。

-デメリット-

非常に弾きにくい。

見た目に関しては、ストラップの存在感がすごい。

 

(2)のストラップピンを、ネックのヒール部分に打って付ける方法の場合、下穴をあけるなどの、加工が必要になります。

ストラップピンを、ネックのヒール部分に打って付ける方法

-メリット-

ストラップを付けていても弾きやすい。

見た目がスッキリとしている。

-デメリット-

加工が必要。(希少価値の高いギターの場合、価値が下がってしまう可能性がある。)

 

僕の場合、「ギターは弾いてなんぼ」と思っているので、60万円程するギターにも全てピンを打ってあります。

高いギターで、「今後買い替える事もあるかも。。。」といった場合は、一度考えてみた方が良いかもしれませんね。

 

ずっと使っていく決心が出来たら、ピンを打っちゃいましょう。

 

この記事では、(2)のストラップピンの取付方法について、詳しく解説していきます。

動画でも解説していますので、参考にして下さい。

 

中には、元からピンが打ってあるギターもあります。その場合は、この記事を読む必要はありません。

 

ストラップピンの取付方法

ストラップピンの取付方法

ストラップピンの取り付けをするには、下穴をあけなくてはいけません。

そうしないと、塗装の割れが生じてしまう可能性があるからです。

 

まずは、以下の必要なものを揃えて下さい。

・ストラップピン

・インパクトドライバーかドリル

・ドリルの刃

・マスキングテープ(100円ぐらいです。ホームセンターで売ってます。)

・インパクトドライバーの場合は、ドリルチャックも

 

・ストラップピンは、【PICKBOYのEP-15】がおすすめです。

200円前後と安いですし、ストラップを引っ掛ける耳の部分が広いので、立って弾いている時にストラップが外れにくいです。

僕は全てのアコギに、これを付けています。

カラーはブラック、シルバー、ゴールドがあります。ペグの色と揃えてあげるといいと思いますよ。

・インパクトドライバーかドリルは、安めのもので十分です。

日曜大工(DIY)など、他にも色々使いたい方は、インパクトドライバーの方が汎用性は高いですよ。

 

・ドリルの刃は、1.5mmや2mmなどの、細めのものが含まれているセットのものを用意するといいですよ。

・インパクトドライバーの場合は、刃を取り付けるための変換アダプター、ドリルチャックも用意して下さい。

 

下穴をあける位置を決める

下穴をあける場所(ピンが付く場所)に、マスキングテープを貼ります。

ギタースタンドに、このように反対側になるようにギターを置いてください。

次にストラップが付く位置を決めます。

ギターのエンドピンにストラップを付け、左手でヒール部分にストラップをあてたら、実際に肩にかけてみて下さい。

ストラップの穴の位置にピンがきますよね?

「どこにピンがくれば、もっとも邪魔にならないか」をイメージしながら、位置を決めて下さい。

特にハイポジションで確認してあげると良いです。

 

位置が決まったら、ストラップの位置がズレないように、左手で支えながら、そっとスタンドに戻して下さい。

次にストラップの穴の位置に、マジックなどで印を付けます。

ここに下穴をあけます。

 

下穴をあける

下穴をあける時は、いきなり太い穴をあけるのではなく、細い穴から徐々にあけていきます。

 

最終的な仕上がりの太さは、ピンを固定するために使用するネジの太さの7〜8割程度の太さです。

定規などで測っても良いですし、刃とネジを重ねて見てみれば分かりますよ。

 

まず一番細い下穴から。

次に太い下穴。

 

今回はこれで下穴完成です!

使用したドリルの刃は、1.5mm→2mm(完成サイズ)です。

マスキングテープを剥がしちゃいましょう。

 

ピンの取り付け

 

ピンにネジを入れ、白い透明なスペーサーのようなものを通したら、下穴部分に挿し、ドライバーで締めていって下さい。

以上でストラップピンの取り付けは完了です!

 

エンドピンと、今取り付けたピンにストラップを付けてみて下さい。

新しいストラップだと、革の部分が硬くてなかなか付けられないと思いますが、グリグリしながら何とか付けて下さい。

 

使っている内に柔らかくなってきます。

動画でもオススメしているアーニーボールのストラップです。

とにかく安くて使いやすいですよ。

 

ずっと同じストラップを使っていると柔らかくなりすぎて、立って弾いているとストラップが外れてしまう事があります。

そういった場合は、ストラップロック(ストラップラバー)を付けてあげれば、外れなくなります。

ストラップラバー

 

上手くピンは付けられましたか?

 

これでライブの時も安心ですね!

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