
アコギにストラップを付ける方法は、2つあります。
(1)一つは無加工で出来る方法。
(2)もう一つは、ストラップピンをネックのヒール部分に打って付ける方法です。
アコギのストラップの付け方
(1)無加工でストラップを付ける方法の場合、エンドピンとネックの首の部分(ナットの真上ぐらいです)に付けます。
ネックの首の部分には、紐などで結いて付けます。
-メリット-
加工がいらない。
-デメリット-
非常に弾きにくい。
見た目に関しては、ストラップの存在感がすごい。
(2)のストラップピンを、ネックのヒール部分に打って付ける方法の場合、下穴をあけるなどの、加工が必要になります。
-メリット-
ストラップを付けていても弾きやすい。
見た目がスッキリとしている。
-デメリット-
加工が必要。(希少価値の高いギターの場合、価値が下がってしまう可能性がある。)
僕の場合、「ギターは弾いてなんぼ」と思っているので、60万円程するギターにも全てピンを打ってあります。
高いギターで、「今後買い替える事もあるかも。。。」といった場合は、一度考えてみた方が良いかもしれませんね。
ずっと使っていく決心が出来たら、ピンを打っちゃいましょう。
この記事では、(2)のストラップピンの取付方法について、詳しく解説していきます。
動画でも解説していますので、参考にして下さい。
中には、元からピンが打ってあるギターもあります。その場合は、この記事を読む必要はありません。
ストラップピンの取付方法
ストラップピンの取り付けをするには、下穴をあけなくてはいけません。
そうしないと、塗装の割れが生じてしまう可能性があるからです。
まずは、以下の必要なものを揃えて下さい。
・ストラップピン
・インパクトドライバーかドリル
・ドリルの刃
・マスキングテープ(100円ぐらいです。ホームセンターで売ってます。)
・インパクトドライバーの場合は、ドリルチャックも
・ストラップピンは、【PICKBOYのEP-15】がおすすめです。
200円前後と安いですし、ストラップを引っ掛ける耳の部分が広いので、立って弾いている時にストラップが外れにくいです。
僕は全てのアコギに、これを付けています。
カラーはブラック、シルバー、ゴールドがあります。ペグの色と揃えてあげるといいと思いますよ。
・インパクトドライバーかドリルは、安めのもので十分です。
日曜大工(DIY)など、他にも色々使いたい方は、インパクトドライバーの方が汎用性は高いですよ。
・ドリルの刃は、1.5mmや2mmなどの、細めのものが含まれているセットのものを用意するといいですよ。
E-Value 鉄工用ドリルセット ETD-13S(13本組)
・インパクトドライバーの場合は、刃を取り付けるための変換アダプター、ドリルチャックも用意して下さい。
下穴をあける位置を決める
下穴をあける場所(ピンが付く場所)に、マスキングテープを貼ります。
ギタースタンドに、このように反対側になるようにギターを置いてください。
次にストラップが付く位置を決めます。
ギターのエンドピンにストラップを付け、左手でヒール部分にストラップをあてたら、実際に肩にかけてみて下さい。
ストラップの穴の位置にピンがきますよね?
「どこにピンがくれば、もっとも邪魔にならないか」をイメージしながら、位置を決めて下さい。
特にハイポジションで確認してあげると良いです。
位置が決まったら、ストラップの位置がズレないように、左手で支えながら、そっとスタンドに戻して下さい。
次にストラップの穴の位置に、マジックなどで印を付けます。
ここに下穴をあけます。
下穴をあける
下穴をあける時は、いきなり太い穴をあけるのではなく、細い穴から徐々にあけていきます。
最終的な仕上がりの太さは、ピンを固定するために使用するネジの太さの7〜8割程度の太さです。
定規などで測っても良いですし、刃とネジを重ねて見てみれば分かりますよ。
まず一番細い下穴から。
次に太い下穴。
今回はこれで下穴完成です!
使用したドリルの刃は、1.5mm→2mm(完成サイズ)です。
マスキングテープを剥がしちゃいましょう。
ピンの取り付け
ピンにネジを入れ、白い透明なスペーサーのようなものを通したら、下穴部分に挿し、ドライバーで締めていって下さい。
以上でストラップピンの取り付けは完了です!
エンドピンと、今取り付けたピンにストラップを付けてみて下さい。
新しいストラップだと、革の部分が硬くてなかなか付けられないと思いますが、グリグリしながら何とか付けて下さい。
使っている内に柔らかくなってきます。
動画でもオススメしているアーニーボールのストラップです。
とにかく安くて使いやすいですよ。
ずっと同じストラップを使っていると柔らかくなりすぎて、立って弾いているとストラップが外れてしまう事があります。
そういった場合は、ストラップロック(ストラップラバー)を付けてあげれば、外れなくなります。
Fender Strap Blocks 2PAIR ストラップラバー
上手くピンは付けられましたか?
これでライブの時も安心ですね!