自分で弦を交換するのを諦めていませんか?
弦交換は、一度覚えてしまえばそんなに難しくありませんよ。
ここではストラトを使って、エレキギターの弦交換のやり方を動画で解説していますので、是非参考にして弦交換に挑戦してみて下さい。
動画では、レスポールなどのストップテールピースの場合も同時に解説しています。
フロイドローズタイプ(ロック式トレモロ)の弦交換動画も追加しました。
エレキギターの弦交換のやり方
動画で詳しく解説していますので、こちらをご覧下さい。
弦の巻き方は6:43~です。
フロイドローズなどのロック式トレモロの場合、指板のメンテナンスをしない場合は、一本ずつ交換(一本弦を外したら一本弦を巻く)するとチューニングが楽になります。
弦を全て外してから交換する場合は、弦を外す前にブリッジの下にギタークロスや割り箸、ゴム等をスペーサーとして入れて、ブリッジが下に下がらないようにしてから交換するのがポイントです。
エレキの弦交換に必要なもの。
・弦
・ニッパー
・レモンオイル、もしくはオレンジオイル
・ギター用クロス(安めのもので大丈夫です。)
・チューナー
・六角レンチ(ロック式トレモロの場合)
今回はストラトの、ペグに弦を差し込むタイプで解説しましたが、横からペグに弦を通すタイプの場合は、弦を最初から下に巻いていくのではなく、一回上を通してから下に巻いていく方法の方が、チューニングも安定するのでオススメです。
やり方は【初心者でも出来る】アコギの弦交換のやり方【動画有】をご覧になって下さい。
この動画では、一回上を通してから下に巻いていく方法で解説しています。
12:44〜が巻き方です。
マグナムロックなどのロック式ペグの場合、弦がペグを一周もしないと思いますが、最初から下に巻いていって大丈夫です。
ロック式トレモロの場合も、最初から下巻きで大丈夫です。
弦の巻回数
ペグポストに巻かれる弦の巻回数は、少なくても良くないですし、多くてもチューニングが安定しません。
以下を目安にして下さい。
・4弦、5弦、6弦は約2周半
・1弦、2弦、3弦は3〜4周
動画で詳しく解説していますが、巻回数を調整するには、弦を切る位置を調整します。
・ストラトなどのペグが縦一列に並んでいる形状の場合
4弦、5弦、6弦は二個隣のペグ。
1弦、2弦、3弦は二個隣のペグ+約1cmの位置で弦を切りましょう。
・ギブソン系などのペグが片側3個の形状の場合
4弦、5弦、6弦は一個隣のペグ。
1弦、2弦、3弦は一個隣のペグ+約1cmの位置で弦を切りましょう。
ちなみに4弦、5弦、6弦のざらざらしている弦を巻き弦、1弦、2弦、3弦のツルツルしている弦をプレーン弦と呼びます。
エレキギターのおすすめの弦【ギターのスケール弦長】
エレキギターのおすすめの弦は、ギターのスケール(弦長)にもよります。
ギターのスケールとは、ナットからブリッジまでの弦の長さです。
スケールはギターによって異なります。
・Fenderを代表とするストラトタイプはレギュラースケール。(25 1/2インチ 647.7mm)
・GIBSONを代表とするレスポール、フライングV、SGなどはミディアムスケール。(24 3/4インチ 628.65mm)
・ムスタング、ジャガーなどはショートスケールになります。(24インチ 609.6mm)
レギュラースケールのギターにはライトゲージ(009〜042)かレギュラーゲージ(010〜046)。
ミディアムスケールのギターにはレギュラーゲージ(010〜046)。
ショートスケールのギターにはレギュラーゲージ(010〜046)がおすすめです。
レギュラースケールのギターの場合、ニュアンスを重視した音を出したい場合はレギュラーゲージ。(Jazz系やBlues、ファンク系など。)
細かく歪むロックな音を出したい場合は、ライトゲージを選ぶと良いと思います。
半音下げや一音下げチューニングにしたい場合は、ライトゲージだとテンションがユルユルになってしまい、ハリの無い音になってしまう場合もありますので、レギュラーゲージや、その中間のゲージ(09〜46)などを選ぶと良いと思います。(HYBRID SLINKYなど)
細い弦の方が、きめ細かく歪みます。
その代わり、クリーントーンやクランチでの音の太さが損なわれてしまいます。
結構変わるので、一度どちらも試してみて下さい。
弦のメーカーは、ERNIE BALL ( アーニー・ボール ) かDADDARIO(ダダリオ)がおすすめです。
コーティング弦ならELIXIR(エリクサー)ですね。
コーティング弦は、その名の通り弦にコーティングが施された弦です。
一番の特徴は、錆びにくい事です。(その代わり、値段がお高め。)
また、ツルツルと滑りが良い事も特徴で、ここは賛否が分かれる所です。
僕の場合、最近はエレキはノンコーティング弦、アコギはコーティング弦(何を弾くかにもよりますが)が好きです。
エレキのライトゲージ弦のおすすめ
まずはアーニーボールから。
僕は色々試した結果、この弦とレギュラーゲージのアーニーボールを使用しています。
ERNIE BALL / SUPER SLiNKY
お次はダダリオ。
ボールエンドがカラフルなのが特徴です。
アーニーボールと比較すると、主観ですがよりハリのある音がします。
D'Addario / EXL120
コーティング弦のエリクサーです。
僕は正直エレキのコーティング弦は苦手なのですが、これじゃなきゃ嫌だという方が沢山いる人気&定番の弦です。
Elixir / 12002
エレキのレギュラーゲージ弦のおすすめ
アーニーボールのレギュラーゲージの弦。
レギュラースケールでも、ダウンチューニング(半音下げや一音下げなど)をする場合は、こちらの方が良いと思います。(チューニングによってはもっと太いゲージでもOKです。)
ERNIE BALL / REGULAR SLiNKY
ダダリオのレギュラーゲージ。これも大定番です。
D'Addario / EXL110W
コーティング弦のエリクサーのレギュラーゲージ。これもまた大定番です。
Elixir / 12052
ハイブリッドな弦(ダウンチューニングにオススメ)
半音下げや一音下げなど、ダウンチューニングにする場合、ライトゲージだとテンション感の無い音に。。
でもレギュラーゲージだとチョーキングがきつい。。
そんな場合は、これがオススメ。
ERNIE BALL / HYBRID SLiNKY
1弦側はライトゲージ、6弦側はレギュラーゲージになっているので、低音弦でのリフはハリのある音で、ソロやチョーキングは弾きやすく、といった感じでまさにハイブリッドなゲージです。
レモンオイルでのお手入れ
新しいギター(新品購入から5年以内)や、乾燥のシーズン(11月〜2月)には、レモンオイル、もしくはオレンジオイルで指板のお手入れをしてあげましょう。
新品でギターを購入してから10年とか経過しているギターの場合、そんなに気にしなくても大丈夫ですが、新しめのギターの場合、保湿が足りず冬場の乾燥シーズンに指板の割れや、フレットの浮きなどの問題が発生してしまうリスクがあります。
指板の汚れもたまると取れなくなりますし、クリーニング兼保湿用途として、レモンオイルは使いましょう。(オレンジオイルでも大丈夫です。)
ただ、使いすぎは良くないですよ!
レモンオイルを使いすぎると、それはそれで油がたまり、汚れの原因になってしまったり、フレット浮きの原因になってしまったりします。
何事も適度にですね。
僕の経験から言うと、レモンオイルを使用する頻度はこんな感じです。
・購入から5年未満の場合。
春〜夏にクリーニング目的で1回。
秋〜冬にクリーニング&保湿目的で2〜3回。
・購入から5年以上、10年未満の場合。
春〜夏にクリーニング目的で1回。
秋〜冬にクリーニング&保湿目的で1〜2回。
・購入から10年以上の場合。
春〜夏にクリーニング目的で0〜1回。
秋〜冬にクリーニング&保湿目的で0〜1回。
オイルは僕がいつも使用している、フリーダムのレモンオイルがおすすめです。
弦は綺麗な巻き方で巻きましょう!
見た目も良いですし、チューニングも安定しますよ。
最初はとても難しいですが、自分で3回程やれば、大分慣れると思います。