基本的なやり方は、ベースと同じです。
しかし、ベースと違い、ギターは弦が細い&弦と弦の間が狭いので、慣れが必要になります。(ベースでもそうですが。。)
基本のテクニックは3つ。
- サムピング
- プル
- ゴーストノート
ギタースラップの、効果的な練習をする為のエクササイズを4つご用意しましたので、是非挑戦してみて下さい。【動画での解説有り】
ちなみにエレキギターでも出来ますが、アコギの方が弦が太いので、スラップはやりやすいですよ。
楽譜【TAB】 https://store.piascore.com/scores/73267
ギタースラップのやり方【サムピング】
サムピングとは、親指の側面を弦に当てるテクニックなのですが、やり方が2つあります。
(1)親指を弦に当てたら、すぐ戻す方法。
手首の回転(スナップ)を使って、親指の側面を弦に当て、当てたら素早く戻すやり方です。
コツは、右手の力を抜いて、素早く手首を回転させる事です。手首の回転だけではなく、腕の振りも少し加えてあげるといいですね。
当てたらすぐに戻す事も重要です。ボクシングのジャブみたいなイメージです。
(2)振り抜く方法。
親指の側面をサムピングしたい弦に当て、一個下の弦で親指が止まるように弾きます。
例えば6弦の場合、6弦から5弦へ振り抜く、といった感じですね。
(1)と(2)、どちらも使いますし、どちらが良いというわけではありません。
しかし、やってみると分かると思いますが、(2)の振り抜く方法の方が、圧倒的に難しいです。。
そして、振り抜きのサムピングが出来るようになれば、(1)の当てたら、すぐ戻す方法も出来るようになります。
という事で、(2)の振り抜くサムピングを練習する事をオススメします。
振り抜きのコツ
・弦の中心より少し下に当てるイメージ。
・親指を真っ直ぐに伸ばし、親指を棒に見立てて下さい。その棒で弦を弾くイメージです。
ギタースラップのやり方【プル】
プルは人差し指を曲げ、釣り針のような形にして弦を引っ張るようにして音を出すテクニックです。
サムピングと比べると、比較的簡単だと思います。
コツは、人差し指の深い場所に弦を引っ掛けない事です。
深い場所に弦を引っ掛けると、思った以上に『バチンッ!』と攻撃的な音が出ますので気をつけて下さい。
人差し指の、浅い場所に弦を引っ掛けてプルしましょう。
また、引っ掛けている最中(プルしている最中)は、人差し指の形を変えないこともポイントです。
ギタースラップのやり方【ゴーストノート】
ゴーストノートは、3種類のやり方があります。
(1)右手親指のゴーストノート
(2)右手人差し指のゴーストノート
(3)左手のゴーストノート
(1)右手親指のゴーストノート
右手親指のゴーストノートは、サムピングをするように親指で弦を叩き、叩いたら叩きっぱにします。すぐに指を戻すと、実音が鳴ってしまいますからね。
上手く出来れば『チャッ』とか『チッ』といった感じの音が出ます。
コツは、サムピングと違い、弦の中心に親指の側面を当てる事です。
(2)右手人差し指のゴーストノート
右手人差し指のゴーストノートは、プルをするように、もしくは普通に弦を弾くようにゴーストノートを出します。
ゴーストノートを出したい弦の実音が鳴らないように、左手でミュートをしておいて下さい。
カッティング(ブラッシング)と同じですね。
僕の解釈になってしまいますが、単音でのブラッシングはゴーストノート、ストロークなどでのブラッシングは、カッティングと呼んでいます。
ちなみに、人差し指だけではなく、中指や薬指でゴーストノートを出すのもOKです!
(3)左手のゴーストノート
左手のゴーストノートは、「人、中、薬、小指」のいずれかの指で弦を叩いて音を出します。
指は、1本、2本、3本、4本、と何本でも大丈夫です。
よくあるパターンは、以下の4つです。
人差し指だけ
小指だけ
中、薬、小指の3本
人、中、薬、小指の4本
コツは、クラシックスタイルでネックを握り、左手の指を『ピーン』と真っ直ぐに伸ばして叩く事です。
クラシックスタイルの握りがよく分からない方は、以下の記事で解説していますので、ご覧になって下さい。
応用編
今日覚えた、スラップの三つの基本テクニックの応用編です。
『サムピング・プル・ゴーストノート』の他に、6連符のフレーズが織り込まれています。
6連符とは、1拍を6等分した速さで弾く音符の事です。
い〜ちをタカタタカタで弾く速さです。
文章だと上手く伝わらないですね。。
かなり難しいフレーズになりますので、最初はゆっくりから練習して下さい。