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ギターの基本テクニック【ハンマリング・プリング・スライド】のコツ

2020年10月30日

ギターの基本テクニック【ハンマリング・プリング・スライド】のコツ

コードはちょっと弾けるようになってきたから、リードパートやソロも弾いてみようかな。
んっ?ハンマリング?プリング?スライド??

市販の楽譜・TAB譜を見てみると、それらのテクニックが出来ている前提で、進んでいく事も多いと思います。

 

そこで今日は、ギターの基本テクニック【ハンマリング・プリング・トリル・スライド・グリス】のやり方、正しいフォームとコツを解説します。

 

特にこの三つのテクニック【ハンマリング・プリング・スライド】は、エレキでもアコギでも非常によく出てきます。

それに一度覚えてしまえば、テクニックでいちいちつまずく事なく、曲が覚えられるようになりますので、是非綺麗なフォームで覚えましょう。

 

 

ギターの基本テクニック【ハンマリング・プリング・スライド】

そもそも『ハンマリング・プリング・スライド』とは、一体どんなテクニックなの?

■ハンマリングは、正式名称『ハンマリング・オン』

低い音から、高い音へ音を繋ぐ事が出来るテクニックです。

■プリングは、正式名称『プリング・オフ』

高い音から、低い音へ音を繋ぐ事が出来るテクニックです。

■スライドは、低い音から高い音、高い音から低い音、どっち方向へも音を繋ぐ事が出来るテクニックです。

ハンマリング・オンのやり方とコツ

ハンマリングのやり方とコツ

ハンマリングは、読んで字の如く指先をハンマーのようなイメージにして、弦を叩いて音を繋ぎます。

ハンマリングのエクササイズ

まず4弦の5fを人差し指で押さえ、ピッキングして下さい。

次に、薬指で4弦7fを叩いたら叩きっぱにして下さい。

これがハンマリングです。

 

一般的な楽譜での表記はHです。

これが出来たら、3弦でも同じハンマリング(5f→7f)をしてみましょう。

 

綺麗にハンマリングをするコツは、三つあります。

  • 弦を真上から叩く
  • フレットの近くを叩く
  • 力みすぎない・素早く叩く

指板に対して直角に指を立てて弦を叩く事で、少ない力でも綺麗に音が鳴らせるようになります。

指の第一関節、第二関節ともに曲げてアーチを作って下さい。そうすれば、指も立ってくると思います。

 

指が立っていないと、指の腹の部分でハンマリングする事になってしまい、それだと綺麗な音を出しづらいです。

指を立てて、指の先端でハンマリングしましょう。

 

叩く場所は、フレットの近くが少ない力でも、綺麗な音が出せます。

 

あまり力まず、大きく振りかぶらないで下さい。

振りかぶりは、弦から2cm弱〜2cm程でOKです!

 

素早く叩く事がコツです。

 

プリング・オフのやり方とコツ

プリングのやり方とコツ

プリングは、英語の『pull = 引く』の意味通り、指を引く【弦を引っ掻く】ようにして音を繋ぎます。

プリングエクササイズ

まず1弦の7fを薬指で押さえ、ピッキングして下さい。

次に、薬指で1弦を引っ掻くように指を離すのですが、薬指が弦から離れる少し手前で、1弦の5fを人差し指で押さえましょう。

慣れない方は、最初から1弦の5fを押さえていても大丈夫です。

これがプリングです。

 

一般的な楽譜での表記はPです。

 

綺麗なプリングをするコツは、二つあります。

  • 指先の皮に弦を引っ掛ける
  • 指が弦から離れる瞬間に、軌道を前に逃す

弦を押さえていると、以下の画像のように指先が凹んで、上下に皮がたわむと思います。

このたわんだ上の皮に弦を引っ掛けるようにすると、綺麗な音が出せます。

 

引っ掛ける指の軌道ですが、真下に指を逃すようにプリングしてしまうと、下(高音弦側)の弦を鳴らしてしまいます。

例えば以下のようなパターン。

プリングエクササイズ

これだとプリングした時に、1弦、2弦、または3弦の開放弦に触れてしまいますよね。

そうならないようにする為には、指の軌道を前に逃す必要があります。

 

引っ掛け始めの軌道は真下で大丈夫なのですが、指が弦から離れる瞬間に、指の軌道を斜め前下にします。

そうする事で、下(高音弦側)の弦に触れずにプリングが出来ます。

最初から斜め前下の軌道でも良いのですが、それだとプリングの音の出が少し弱くなります。

 

余裕のある方は、人差し指でミュートもかけられると尚良しですね。

セーハじゃないけど、人差し指で弦に触れておくミュートです。

人差し指のミュート

トリルのやり方

ハンマリングとプリングが出来るようになると、トリルも出来るようになります。

やり方は簡単。

ハンマリングとプリングを交互に繰り返すだけです。

トリルのエクササイズ

速く弾こうとして、ぐちゃぐちゃにならないよう、ハンマリング→プリング→ハンマリング→プリング、、、

といった感じに粒を揃えて、丁寧に弾きましょう。

 

スライドのやり方とコツ

スライドのやり方とコツ

スライドは、弦を押さえたまま左右のフレットに指をずらし(スライドさせ)、音を繋ぐテクニックです。

一般的な楽譜での表記は、Sやslです。

スライドのエクササイズ

上記のような(1)移動距離が短いスライドの場合親指の支点はずらさずにスライドしましょう。

この時の支点の場所も重要です。

実際に人差し指で4弦5f→4弦7fのスライドをやってみましょう。

※親指のフォームはクラシックでも、シェイクハンドでもどちらでも大丈夫です。
何の事かよく分からない方は、以下の記事を参考にして下さい。

【コードとストローク】ギター初心者の練習法【前回の続き】

 

親指の支点の位置はどこにいますか?

 

初めてスライドに挑戦する方であれば、4fと5fの間ぐらいに支点を置いているのではないでしょうか?

スライド【ダメな例】

そうではなく、5fとスライドの目的地の7fの中間、つまり6f(5fと6fの間ぐらい)に支点を置いてあげましょう。

スライド【いい例】

そうする事で、スライド前(5f)とスライド後(7f)、どちらも弾きやすいフォームになります。

またこの支点を軸に手首から指を横にスライドさせるような動き手首の回転を使うイメージ)でスライドする事で、より安定したフォームが維持出来るようになります。

 

(2)移動距離が長いスライド、例えば『4弦5fから4弦12fのスライド』の場合、目線を目的地(この場合は12f)に向けてあげると、行き過ぎたり届かなかったり、、、といった失敗がなくなってきます。

 

スライドのコツは、力を入れすぎない、でも緩めすぎずに勢いよくスライドさせましょう。

指をスライドさせる時に、指がグチャっと曲がったりしないように、指に力を入れて固めておくのもポイントです。

 

メモ

低い音へのスライドは、スライドダウン。

高い音へのスライドは、スライドアップと言います。

 

グリスのやり方

グリスはグリッサンドとも言います。

やり方は、スライドとほとんど同じです。

一般的な楽譜での表記は、g、もしくは斜め線だけで何も書いていない場合もあります。

グリス【グリッサンド】

出発地点と目的地点、スライドの場合は決まっていましたよね?

グリスの場合はそのどちらか、もしくは両方が決まっていません。

 

動画を見ていただいた方が分かりやすいと思いますが、例えば6弦12fからのグリスダウンの場合、11fから1fまでのどこかで音を切ります。

スライドで指を動かしている最中に、指の力を抜いて音を切ります。

 

指を止めてから音を切ると、どの音で切れたか分かってしまいますよね?

これはダメです。スライドになってしまいます。間抜けな感じになってしまいますしね。

 

音を切るフレットは、どこでも大丈夫です。

プレイヤーの判断で決めちゃってOKです!

 

メモ

低い音へのグリスは、グリスダウン。

高い音へのグリスは、グリスアップと言います。

 

今日は沢山のテクニックを覚えましたね。

いかがでしたでしょうか?

これらのテクニックは、色々な曲でかなり頻繁に出てきますので、しっかりと綺麗なフォームで覚えておいて下さい。

 

次回は、ギター初心者にとって二番目の壁、チョーキングとビブラートのやり方を解説します。
※一番目はセーハ(Fコード)。

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