こんにちは。
今日は、アコースティックギターの弦交換のやり方を説明します。

これはやめましょう!
何故かと言うと
理由
錆びた弦は、音も良くない。
手が臭くなる。
フレットを痛める原因になる。
弦交換のやり方を覚えない。
弦交換のやり方
言葉で説明するよりも、動画の方が分かりやすいと思いますので、こちらの動画をご覧になって下さい。
弦の巻き方は6:46~です。
弦交換に必要なものは以下です。
・弦
・ブリッジピン抜き(スルーブリッジの場合は必要ありません。)
・ニッパー(ホームセンターで売っているものが安くておすすめ。100均のものは、すぐに刃が欠けるのでダメです。)
・レモンオイル(オレンジオイルでもOK)
・ギター用クロス(リサイクルショップで新品を安く売っています。楽器店で買う場合は、一番安いものでOKです。フェルトみたいな生地のやつがおすすめ。)
・チューナー
弦の巻き方は何種類かあるのですが、動画では僕のおすすめの巻き方でご紹介しました。
↓アコギの弦30種類を比較しました。
弦選びの参考にして下さい。
弦の巻回数
弦の巻回数は、多くても少なくても良くありません。
ちょうど良い巻回数で巻くと、チューニングも安定します。
巻回数の目安は、以下のようになります。
4弦、5弦、6弦 = 2周半〜3周
1弦、2弦、3弦 = 3周〜3周半
動画では詳しく解説していますが、巻回数を調整するには最初の、弦に折り目をつける位置を調整します。
4弦、5弦、6弦は一個隣のペグ。
1弦、2弦、3弦は一個隣のペグ+約1cmの位置で弦をつまんでペグまで戻す→弦に折り目をつける。
といった感じです。
アコギのおすすめの弦
アコギの場合、おすすめのゲージ(弦の太さ)はライトゲージです。
初心者の方で、「左手が大変。。」と感じている場合は、カスタムライトやエクストラライトゲージも試してみると良いかもしれません。
細いゲージにする事で、弦のテンションを弱める事が出来るので、左手の押さえも楽になりますよ。
太いゲージの方が、音の芯が太くなり、音量、低音も増します。
太い
ミディアム
↓
ライト(スタンダードな太さ)
↓
カスタムライト
↓
エクストラライトゲージ
細い
弦の種類は、大きく分けるとブロンズかフォスファーブロンズの二種類があります。
そこからさらにコーティングかノンコーティングかに分かれます。
・ブロンズ弦は、飾り気のないナチュラルな「THEアコギ!」といった感じの音。
・フォスファーブロンズ弦は、ドーンと鳴る低音と、キラッとした高音、派手目な音がします。
僕は何度もどっちがいいか?の検証をしています。
ギターによってもどっちが合うか、試してみないと分からないので多い時は、1日に5回も6回も弦交換した事もあります。
その結果、僕はブロンズ派です。
第一印象はフォスファーブロンズの方がいいと思うと思います。
しかし僕が得意とするソロギターですと、もともと派手な演奏という事と、僕は落ち着いた優しい音色が好きなので、フォスファーブロンズだと主張が強すぎる為です。
落ち着いた優しい音色と言っても、ブロンズでも普通にキラキラした音は出ます。
演奏方法や曲にもよると思いますので、どちらも一度試してみると良いと思います。
コーティング、ノンコーティングはお好みで選んでください。
コーティング弦だと、錆びにくく長寿命・フレットノイズが減るというメリットがありますよ。
まずは定番中の定番、マーチンから。
張りたての音が最高です。
唯一のデメリットは、弦の錆びが早いです。
【ライトゲージ / BRONZE(ブロンズ)】
【エクストラライトゲージ / BRONZE(ブロンズ)】
お次はダダリオ。
カラフルなボールエンドでお馴染みです。
マーチンと比較して、こちらの方がパキッとした音色がするように思います。
【ライトゲージ / BRONZE(ブロンズ)】
コーティング弦のエリクサー。
こちらはフォスファーブロンズですが、もちろんブロンズのものもあります。
【ライトゲージ / PHOSPHOR BRONZE(フォスファーブロンズ)】
弦交換とか面倒くさいし、難しい。。
それに弦を押さえるのも大変。。。
という方はこれが良いかもです。
弦交換する頻度はかなり減りますし、ゲージも細く、押さえやすいですよ。
楽器屋さんに行けば、千円ぐらいで弦交換もしてくれます。
とはいえ、せっかく動画を作ったので、見ながらご自身でやってみてほしいのですが、、
【エクストラライトゲージ / BRONZE(ブロンズ)】
最後に、僕が現在メインで使用している弦を紹介します。
ライトゲージの1〜3弦だけちょっとだけ太くなっているバージョンの弦です。
ソロギターで使用した場合、高音のメロディーパートの音が立ちます。
チョーキングなどはきつくなりますが、単音でのソロを弾いても音が太くなり、いい感じです。
この上のミディアムゲージですと、テンションがきつくソロギター以外の演奏がしんどいのと、ソロギターでもレギュラーチューニングでセーハなどが多いと、左手がしんどくなります。
色々やる僕には、これが一番合っています。
【HD ライトゲージ / BRONZE(ブロンズ)】
おすすめのブリッジピン抜き
ブリッジピン抜きは、何種類かあるのですが、一番のおすすめはこれです。
dunlop jim dunlop bridge pin puller
ストリングワインダーでも代用できますが、使いにくい&壊れやすいです。
値段も安いですし、ビンも空けられるので、dunlopのブリッジピン抜きはおすすめですよ〜。
おすすめのレモンオイル
一部で賛否両論のレモンオイル。
僕の経験から、レモンオイルは必須です。
新品でギターを購入してから10年とか経過しているギターの場合、そんなに気にしなくても大丈夫ですが、新しめのギターの場合、保湿が足りず冬場の乾燥シーズンに指板の割れや、フレットの浮きなどの問題が発生してしまうリスクがあります。
指板の汚れもたまると取れなくなりますし、クリーニング兼保湿用途として、レモンオイルは使いましょう。(オレンジオイルでも大丈夫です。)
ただ、使いすぎは良くないですよ!
レモンオイルを使いすぎると、それはそれで油がたまり、汚れの原因になってしまったり、フレット浮きの原因になってしまったりします。
何事も適度にですね。
僕の経験から言うと、レモンオイルを使用する頻度はこんな感じです。
・購入から5年未満の場合。
春〜夏にクリーニング目的で1回。
秋〜冬にクリーニング&保湿目的で2〜3回。
・購入から5年以上、10年未満の場合。
春〜夏にクリーニング目的で1回。
秋〜冬にクリーニング&保湿目的で1〜2回。
・購入から10年以上の場合。
春〜夏にクリーニング目的で0〜1回。
秋〜冬にクリーニング&保湿目的で0〜1回。
一番のおすすめは、フリーダムのレモンオイルです。
適度に粘り気があり、使いやすいですよ。(サラサラしすぎているオイルは使いにくいです。)
指板を指でこすってみて、乾燥しているなと感じたらレモンオイルの出番です。
しっかりとメンテナンスされた古いギターの場合、保湿はほぼ必要ありません。
指でこすってもザラザラしないと思います。
地味ですがこういったメンテナンスをする事で、ギターが良い状態で育っていきますよ。
ギター愛も深まると思います。