今日は、Justin Kingの名曲『Phunkdified』の弾き方を解説します。
この曲のAメロ部分、スラップのフレーズはあまりにも有名で、沢山の方がカバーしています。
ちなみに読み方は『ファンクディファイド』。
Phunkdifiedが弾けるようになれば、文化祭、会社の集まりなどで話題をさらう事間違いナシ。
とても難しい曲ですが、毎日コツコツ練習すれば、必ず弾けるようになりますので、是非挑戦してみて下さい。
※この曲のTAB譜の販売はありませんが、動画に全てのパートのTAB譜を載せていますので、是非動画もご覧になって下さい。
Phunkdifiedの弾き方
この曲で覚えられるテクニック。
- 変則チューニング(DADGAD)
- ゴーストノート
- ボディーヒット
- スラップ
- 3連のラスゲアード
- タッピング
- ハーモニクス(タッピング)
変則チューニング(DADGAD)
Phunkdifiedのチューニングはレギュラーチューニング(スタンダードチューニング)ではありません。
ダドガドチューニング(ダッドガッドチューニング)になります。
・レギュラーチューニングは6弦から『E A D G B E』
・ダドガドチューニングは6弦から『D A D G A D』
DADGADで、ダドガド → ダドガドチューニングですね。
ダドガドチューニングはレギュラーチューニングから1弦、2弦、6弦を1音下げにしたチューニングになります。
最初からチューナーを使って合わせても良いですが、まずナチュラルハーモニクスでザックリ合わせてからチューナーを使って合わせると、とても早くチューニングが出来ます。
(1)まず6弦5fのハーモニクスと4弦12fのハーモニクスを出し、4弦12fのハーモニクス音に合うように6弦5fのハーモニクス音を下げます。
(2)5弦5fのハーモニクスと2弦12fのハーモニクスを出し、5弦5fのハーモニクス音に合うように2弦12fのハーモニクス音を下げます。
(3)4弦5fのハーモニクスと1弦12fのハーモニクスを出し、4弦5fのハーモニクス音に合うように1弦12fのハーモニクス音を下げます。
ここまで出来たら、後はチューナーでしっかりと合わせましょう。
※チューナーのモードはクロマチックにしましょう。クロマチックになっていないと、レギュラーチューニング以外のチューニングが出来ません。
これでPhunkdifiedを弾く準備が整いました。
イントロの弾き方【ゴーストノートの嵐】
Phunkdifiedのイントロは、ゴーストノートがメインになっているフレーズとボディーヒットですね。
出だしのサムピング音は、サウンドホールの前辺りで当てたら戻すサムピングをしましょう。
スラップの基本テクニック『サムピング・プル・ゴーストノート』のやり方がよく分からない方は、こちらの記事を参考にして下さい。
4小節目のボディーヒットは、難しいですが、慣れてしまえば色々な曲で使えるカッコ良いフレーズなので、是非とも習得して下さい。
コツは、思っているより強く叩かない&角度をボディーに対して直角にしない(斜めから小指、薬指、中指、人差し指の順に、軽くデコピンするイメージです。)
ゴーストノートもPhunkdifiedに限らず、色々な曲で使えるテクニックなので、しっかりと覚えましょう。
簡単なフレーズもゴーストノートが入るだけで、一気にカッコ良いフレーズになる事も多々ありますよ。
Aメロの弾き方【スラップ】
Aメロはスラップが際立つ、この曲の一番有名なパートなのではないでしょうか。
サムピングは当てたら戻す部分と、振り抜きで行う部分がありますので、うまく使い分けて下さい。
また、 サムピングと、ピッキングの部分に分かれます。
プルに関しても同じですね。
プルの部分と、ピッキングの部分に分かれます。
全てサムピングとプルにならないよう、気をつけて下さい。
タッピングハーモニクスもここで出てきます。
右手中指などをピーンと真っ直ぐにし、12fのフレット真上をフレットと並行になるように叩いて下さい。
叩いたらすぐ戻します。サムピングや、ボクシングのジャブのようなイメージです。
あとは3連(6連)のフレーズですね。
・16分音符に3が付いた3連符は、1拍を6等分にした速さ。
・8分音符に3が付いた3連符は、1拍を3等分にした速さ。
・4分音符に3が付いた3連符は、2拍を3等分にした速さ。
それぞれの長さが分かる図を作りました。
参考にして下さい。
Phunkdifiedで出てくる3連符は、画像一番上の3連ですね。
動画で詳しく解説していますが、Justin King方式の6連フレーズの場合、変な場所でフレーズが区切れる感じになってしまいます。(それがカッコイイのですが。)
それぞれの拍のアタマにアクセントをおいて練習するなどして、リズム(拍)を見失わないようにして下さい。
BメロとC(サビ)の弾き方【3連ラスゲアードとタッピング】
Bメロは3連のラスゲアード、Cはタッピングのパートですね。
個人的に一番難しいと感じているのは、Bメロの3連ラスゲアードです。
1. 中指と薬指でダウン。
2. 親指でダウン。
3. 親指でアップ。
の順番で3連符になるように弾くのですが、これがまた慣れるまでに結構時間がかかりました。
焦って速くやると、リズムがガタガタになってしまう事が多いと思います。
まずはゆっくりから練習して、綺麗な3連符になるよう心がけましょう。
Cのタッピングパートは覚えるのは大変ですが、覚えてしまえばそこまで難しくないですよ。
ですが、見た目的にものすごい超絶技巧に見えるので、是非習得して皆にひけらかしましょう。
Cを4分割して考えた時の2つ目、4つ目のベースラインが、くって入る※感じになるので、そのリズムの取り方が難しいですね。
※くって入るとは、裏拍で音が変わるリズムの事。シンコペーションとも言います。
一つ一つがいちいち難しく、特にCは覚えるだけでも大変ですが、日々少しずつ覚えていけば必ず完成します。
一気に覚えなくて大丈夫です!
弾けるようになると、迫力もあってとっても楽しいですよ。
タッピングやスラップも覚えられますしね。
一人でも完成、完結出来るのがソロギターの良いところであり、魅力ですね。
質問などありましたら、YouTubeのコメント欄にコメント下さい。